夙川河川敷緑地

夙川河川敷緑地は、兵庫県西宮市羽衣町に位置する公園です。別名として夙川公園や夙川オアシスロードとも呼ばれており、夙川沿いに整備された街路が特徴です。この公園は、1937年に阪急電鉄甲陽線の苦楽園口駅東側で竣工式が開催された歴史を持っています。1928年には、西宮市は夙川両岸の公園としての都市計画を兵庫県知事に上申しました。一方、民間からは夙川の河川改修と不用国有地の無償払い下げ出願や河川埋め立て出願が行われました。この時期、大蔵省は国家財政難対策として国有地の売却処分方針を打ち出し、視察団が訪れました。都市計画兵庫地方委員会は、兵庫県知事や西宮市長、内務省技師などが参加して委員会を開催し、夙川の公園化案を都市計画事業としてまとめて内務大臣に申請しました。夙川河川敷緑地は、このような経緯を経て整備された公園であり、地元の人々や観光客に親しまれています。
【住所】兵庫県西宮市羽衣町1

城山ニテコ公園

西宮市にある「城山ニテコ公園」は、室町時代に造営された西宮神社の塀「大練塀」の土を使用して作られた公園です。この大練塀は、日本三大練塀の一つであり、国の指定重要文化財にも指定されています。公園の一部は、大練塀の採掘場跡地であり、雨水が溜まって池となっています。この池は「ニテコ池」として親しまれており、その名前の由来は、大練塀の造営時に土を運ぶ際にかけ声として「練ってこい」と言われたことから、「ネッテコイ」が「ニテコ」に変化したと言われています。公園の西側には名次山があり、名次神社が鎮座しています。かつては景勝地としても知られており、高市連黒人によって万葉集にも取り上げられていました。
【住所】9-18 満池谷町 西宮市 兵庫県 日本

西宮震災記念碑公園

西宮震災記念碑公園は兵庫県西宮市奥畑5に位置する公園です。この公園は子供と一緒に訪れても大人も楽しめるスポットであり、ベビーカーも利用することができます。この公園は1995年に発生した阪神淡路大震災の被害を受けた西宮市内にあります。付近には越水浄水場があり、桜の名所としても知られています。大正時代には桜が植樹され、桜博士の笹部新太郎は水上勉の「桜守」の主人公としても知られています。また、満池谷墓地や夙川カトリック教会などキリスト教の墓石が並ぶ場所もあり、作家の田辺聖子も訪れたと言われています。
【住所】兵庫県西宮市奥畑5
